てつろう流 郵便局めぐり
郵便局めぐり・旅行貯金のスタイルは人それぞれです.ひたすら訪問局数を増やすべく1日にできるだけ多くの郵便局を廻る人や,反対に1局1局をじっくり訪問する人,旅行先で見つけた郵便局を訪問する純粋な旅行貯金を楽しむ人もいれば,「○○駅前」など駅に関する郵便局だけを廻る人など,様々な楽しみ方があります.参考までに,管理人てつろうの局めぐスタイルを紹介します.
郵便局めぐりに関する諸定義
私はだいたい以下の定義に従ってカウントしています.
- 貯金業務取扱郵便局を訪問し,貯金窓口営業時間内に自分の口座に一定金額を預入れ,通帳に局名ゴム印の押捺を受けることにより,1局“訪問”とカウントする.
- 分室や出張所に関しては,局所コード(取扱局番号)で区別できる場合は1局とみなし,その訪問をカウントする.
- 局名・支店名に変更があった場合,改称後に訪問した局は“再訪”扱いとし,訪問局数にカウントしない.
- 取扱局番号が変更になった場合,新たに貯金業務を取り扱いはじめた場合に関しては,その局の訪問をカウントする.
- 訪問した郵便局が廃止となった場合,カウントは減算しない.
- ゆうちょ銀行に関しても同様にカウントする.ただし,民営化前に訪問した局がゆうちょ銀行となった場合,これを訪問したときは再訪とみなす.
従って,訪問対象となる郵便局は,「貯金窓口のある郵便局およびゆうちょ銀行」となります.ただし,それ以外の局を無視するかと言えばそうではなく,単に訪問してもカウントに入れないというだけの話です.例えば,郵便を専門に扱う銀座郵便局(集配普通局・民営化後は郵便事業会社銀座支店)は訪問対象外ですが,このような郵便局も風景印の押捺のために訪問する場合があります.ただし,このような局は自分の場合1局とカウントしませんということです.貯金非取扱局を郵便局とみなしていない訳ではありませんのであしからず.
また,移転・重複訪問などによる再訪に関しては基本的にカウントしませんが,取扱局番号の変更に関してはその限りではありません.これは,筆者が取扱局番号単位で訪問局数を管理しているためです.
ATMでの預入れはカウント対象外です.必ず貯金窓口が開いている時間に訪問しています.
てつろうのポリシー
私は次のような姿勢で取り組んでいます.
- 極力自家用自動車は使わず,公共交通機関ないしは徒歩・自転車で郵便局を訪問する.
- 入金票はその郵便局備え付けの用紙を使い,その場で記入する.
- 貯金窓口で入金する際,「お手数ですが,ゴム印を押して下さい.」のようにきちんとお願いする.
- 押捺されたゴム印が不鮮明でも,決して文句を言わない.
- 風景印の設備がある局では,郵便窓口で50円はがきにこれを押してもらう(必須ではない).
- 局舎内では,慌てず焦らず落ち着いて行動する.
中には前もって入金票を記入しておく人もいるようですが,筆者は必ずその局で書くようにしています.それは少しでもその局の雰囲気を味わうためと,落ち着いて行動するためです.訪問局数を稼ぐのに必死になっている場合,待ち時間が長かったり,作業に手間取っていたりすると,「早く〜」と思ってしまいます.しかしながら,いくら自分が急いても順番が早くなることはありませんし,そのような感情を表立たせてしまうと周囲も不愉快な気分になることでしょう.筆者も,次のバスの発車時刻が迫っていたりすると,どうしても焦ってします.そんなとき,この入金票を書くというワンクッションで心を落ち着け,たとえ待ち時間が長くてものんびり待つことにしています.せっかく訪れた郵便局,気持ちよく訪問したいですしね.
風景印に関しては,訊いてみて設備があれば押してもらっています.押し方等にこだわりがないので,適当なはがきを購入してそれに押捺してもらっています.ずれやかすれも気にしてません.ちなみに風景印とは,風景入通信日付印のことで[図1]のような絵入りの消印です.すべての郵便局に設備があるわけではありませんが,その土地にちなんだ図柄が描かれていて,おもしろいですし記念にもなります.
- 図1
- 風景印の例
あとは車をあまり使わないことですかね.ほとんどを鉄道やバス,徒歩や自転車で廻っています.体力に自信があるわけではないので,山道を延々2時間歩いて・・・なんてことはしませんが,トータルで20km近く歩くのはよくやります.知らない街を歩くのって意外と楽しいんですよね.
通帳の使い方
郵便局めぐりをしている方の多くは,普段の生活で使う口座とは別に,郵便局めぐり専用の口座を開設しているようです.筆者もその1人で,専用口座の通帳にはびっしりとゴム印が並んでいます.これまた参考までに,筆者の貯金口座の使い方を挙げておきます.
筆者が郵便局めぐりをはじめた当初は,郵便局めぐり用に開設した通常貯金口座1つしか持っておらず,この口座で郵便局めぐりを行っていました.その後,普段の生活で使うために,別途2つ目の通常貯金口座を開設しました.当時,郵便貯金の口座開設は1人につき1口座までという制限があったため,2つ目は国際ボランティア貯金口座注1 として開設しました.この制度を使うと合法的に2つ目の口座を開設することができました.
- 注1
- 国際ボランティア貯金は,利子のうち一定割合を寄付することのできる制度で,郵政省時代から存在していました.この口座を開設すると,通常とは別に通帳を作ることができましたが,郵政民営化時にこの制度は廃止されました.
民営化後,新たに通常貯蓄貯金口座を開設し,郵便局めぐりはこちらの通帳で行うように変更しました.併せて,口座残高が現在の訪問局数の100倍になるように調整し,以降この口座を使い続けています.以前から100円づつ貯金をしていましたが,複数のゴム印がある局や利子・再訪等の影響で,残高は訪局数と比例していませんでした.そこで700局達成を期に,これをリセットして残高から訪局数がすぐにわかるようにしたのです.従来郵便局めぐり用として使用していた口座は再訪時や複数のゴム印が存在した時に使用することにしています.
- 平成21年12月17日 公開