領収証
領収証書(以下領収証)は,金銭授受の際にそれを証明するために発行される書類である.バス事業者においては市販の領収証を用いている事業者もあるが,京浜急行バスおよびそのグループ会社では独自様式の領収証が使われている.ここではそんな領収証を集めてみた.
京浜急行バス
京急バス本体の領収証は横長の地紋入りの用紙が使われていて,ノンカーボン複写式となっている.会社名は社章と共に印刷されているが,発行箇所は補充式となっており,各窓口で使用できるようになっている.四隅に配置された紋様もいいアクセントになっている.
- 図1
- 京浜急行バスの領収証
羽田京急バス
水色の紙に地紋なしと,京急バス本体とは違う様式である.また用紙も大きく,サイズはA6くらいだ.本体の領収証にはなかった責任者の印を捺す場所があったり,本体では「領収書」となっている表題が「領収証」となっているなどの違いがあるが,金額欄や注意書きには共通点も見られる.四隅には社章が配置されている.
- 図2
- 羽田京急バスの領収証
横浜京急バス
本体の様式と同じであるが,発行箇所の印刷位置が微妙に違っていて,こちらは営業所名と住所・電話番号が印刷済みである.
- 図3
- 横浜京急バスの領収証
湘南京急バス
黄色の紙に地紋なし.羽田京急バスの様式にほぼ同じ.ただし,年号が印刷済みであることや,営業所の住所・電話番号等が印刷されていないなどの細かな違いが見られる.
- 図4
- 湘南京急バスの領収証
横須賀京急バス
湘南京急バスに改称前の領収証である.改称後のものと記載事項に違いは見られないが,ミシン目の位置のズレによるのだろうか用紙の大きさが若干異なる.
- 図5
- 横須賀京急バスの領収証
京急バス
羽田京急バスに改称前の領収証は残念ながら入手していない.
京浜急行電鉄
鉄道の領収証はシンプルで事務的なものが用いられている.取扱箇所は補充式であるが,駅での使用を前提としているようだ.バス直営時代にこの領収証が使われていたどうかは不明.
- 図6
- 京浜急行電鉄の領収証
- 平成22年03月03日 公開